休むという戦略 雑草の休眠性について

休んで眠ることが雑草にとって重要な戦略なのです。

私たち人間も休眠の戦略を学び、 自分のやる気スイッチを探しましょう。

雑草から学ぶ休眠戦略 芽を出すために最重要戦略
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雑草は育てるのが難しい

雑草という言葉から何をイメージしますか?

一般的によくイメージされがちなのは、草むしり除草です。

抜かれる邪魔者である雑草、この雑草を育てたことはありますか?

悩めるウサギ
悩めるウサギ

道端に咲いている雑草は誰も種を植えていないのに咲いているね

雑草の種は販売もされているんですよ!

実はこの雑草、種から育てようとするとなかなか芽を出してくれません。

ここが雑草の面白いところで、誰も気に求めていない道端でうまく咲いてくれるのに人が育てようとするとうまく育たないんです。

芽を出すことすら、すごく複雑な構造なんです。

植物が生きるために必要なものは光、二酸化炭素、水です。

それに加え、雑草は更に休眠が必要なのです。

休眠とは、字の通り、休んで眠るということです。 休んで眠ることが戦略になるとは、雑草もなかなか面白いですよね

休むという戦略

雑草はうっかり冬に芽を出してしまったら大変です。その寒さに耐えられず死んでしまいます。
また草木が生い茂る場所に芽を出してしまったら、光を得ることができず死んでしまいます。
雑草にとって芽を出す場所、時期というのは死活問題なのです。

季節の感じ方

みなさん、季節はどのように判断していますか?

悩めるウサギ
悩めるウサギ

夏は暑く、冬は寒いから夏と冬はわかりやすいね

では春や秋はどうでしょうか?

桜が咲いたから春だ、焼き芋が美味しいから秋だとか、
私たち人間であれば気温や目や耳、味でも季節を感じることができますが、温度だけでは春や秋は見分けがつきません。

土に埋まっている雑草の種はどのように季節を判断しているのでしょうか。

雑草は季節をどう判断しているのか?

雑草も四季を知っています。

そして春の次は夏、夏の次は秋、秋の次は冬、冬の次は春ということも知っているのです。

春に芽を出す雑草であれば冬に土の温度が下がることで「寒い!冬だ!」と感じます。

そしてどんどん土の温度が上がっていき、春がきたぞ!と感じることができます。

ここで重要なのは冬の寒さを感じることです。冬の次は春だと知っているから冬の寒さを求めているのです。

これを低温要求性といいます。

言い換えると冬(低温)を感じなければ芽を出さないよということなのです

このことから、雑草は冬が来なければ春は来ないことを知っているんですね

みんなと一緒ではいけない

雑草は季節を知っていて、自分が芽を出すべき時期を知っていると申し上げましたが、

では、春に一斉に芽を出して良いのでしょうか。

「春だ!芽を出そう!」と一斉に芽を出してしまうと雑草が増えてきたなと人間に気づかれ、草刈りをされてしまいます。

人間の草刈りに限った話ではありませんが、一斉に芽を出すことは雑草にとってかなりリスクの高いことなのです。

二次休眠

雑草は、「まずは順番に芽を出してみよう!残りは休眠だ!」と発芽のチャンスを常に伺っているのです。

発芽のチャンスをうかがいながら休眠することを二次休眠といいます。

悩めるウサギ
悩めるウサギ

二度寝みたいで可愛いね

その土の中で休眠して待機している種子のことを埋土種子といいます。

埋土種子

例えばこの雑草、みたことありますよね。

猫じゃらし、正式名称エノコログサ

この雑草は道端によく生えている雑草で、ふわふわとしているので小さい頃遊んだ方も多いのではないでしょうか。

この雑草、1879年アメリカの学者の実験によると、土の中に埋めた種子が20年後に発芽したという発表もありました。

まさに雑草のタイムカプセルだね!

悩めるウサギ
悩めるウサギ

みなさんが何気なく踏んでいる地面の下にはもっと長い間休眠している雑草の種がいるかもしれません。

やる気スイッチは全員違う

雑草の休眠性についてお話ししてきましたが、雑草が休眠して、目覚めるやる気スイッチは雑草の種類だけでなく、個体によってもかなり差があります。

みんなと揃って芽を出す雑草

眩しいと感じて芽を出す雑草

寒いということで冬を感じて春に芽を出す雑草

のんびりしている雑草

暑いことで夏を感じで秋冬に芽を出す雑草

そして二度寝している雑草

雑草はそれぞれ個性があり、それそれが戦略なのです。

人間に置き換える

社会では同調圧力といい、周りの大勢と合わせることを求められたりします。

もちろん周りと合わせることで自分がのびのびと生きていける人もいます。

しかし、みんなと同じにならなくたって良いんです。

雑草だって、みんな一斉に同じことをしたら種が生き残れません。
同じになるべきではない時は戦略的に違うことをすれば良いのです。

しかし、芽を出すタイミングがわからなくなることもあります。

そんな時は自分のやる気スイッチを探すためにまずは休眠しませんか?

雑草の生き方に関する参考図書の紹介

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