【雑草対策の全て】あなたに合う雑草対策はどれ?除草方法一覧

皆さん、雑草に困っていませんか?

庭・家庭菜園・公園・空き地・・・
かなり多くの場所で雑草に「困っている」そんな声が届いています。

雑草対策について、それぞれの方法、メリット・デメリットを全てまとめてみました!

雑草対策

まず雑草対策として、2つの方法に分けられます。

防除

すでに生えている雑草を少なくする
(草刈り・草むしりなど)

予防

これから生えてくる雑草を減らす
(グランドカバーなど)

雑草を完全に無くすことは不可能です。

あくまで少なくすること、そして減らすことを目的とした雑草対策をご紹介していきます。

ではそれぞれもっと詳しくみていきましょう。

スポンサーリンク

雑草対策一覧

『雑草学総論』p.238図V-Ⅰ 伊藤操子著/株式会社養賢堂/1993年4月30日発行)を加工して作成

防除

①機械的防除 ⑦物理的防除

機械を用いた除草、おそらく雑草対策として最も用いられている方法

具体的には耕耘機刈り払い機黒マルチなどが挙げられます。

草刈りや草むしりなども物理的に雑草をなくす方法としてこの防除に分類されます。

人の目で確認して、
人の手で防除することができる
▶︎より自然な防除

刈り取っても
すぐに生えてきてしまう
▶︎作業頻度が高い

畑など人の手が適度に入る耕作地に向いている

②化学的防除

除草剤を用いた雑草対策です。

液体のものや顆粒のもの、そして雑草によって効く成分が違うなど様々な種類の除草剤が販売されています。

価格も安く、
販売商品も多い
▶︎誰でも簡単に

飛散する可能性
効果がない雑草もある
▶︎雑草を見分ける必要あり

普段手入れをしない庭や道端に向いている

③生態的防除

雑草の生態特性を利用した雑草対策

雑草にはそれぞれ得意な場所と不得意な場所があります。例えば、酸性の土が好きな雑草もいれば、アルカリ性の土が好きな雑草もいます。

そしてアレロパシーと言って、他の植物に影響を与える雑草もいます。

コストが低い
自然環境への悪影響なし
▶︎根本的解決

雑草を細かく見分られない
同じ種類でも個性がある
▶︎すぐに結果が出ない

雑草の種類・特性にかなり詳しい人に向いている

予防

④耕種的防除

作物を植え、雑草に不利になるような対策

作物を植え、雑草が生える隙間を無くし、雑草に不利になるような対策です。

裏作輪作、作物を植えていない時に雑草が侵入してしまうことから、できるだけその土地で長い間作物を植えることが対策になります。

またゴルフ場や庭でも利用されているかもしれませんが、芝生、そしてグランドカバーです。

アレロパシー効果
景観が良くなる
▶︎管理しやすい

雑草が生えないわけではない
作物を放置すると雑草化
▶︎適切に管理する必要あり

多くの人が利用する施設や庭、水田に向いている

⑤予防的防除

雑草の種子生産の数をなるべく抑える方法

収穫後すぐに耕起する、また身近なところで言うと道具を清潔に保つことなども挙げられます。

雑草の種が芽を出す、その先手をうつ、という感じです。

雑草が発生する前に防ぐ
収穫してすぐ、は効果的
▶︎潜在的な雑草を無くす

あくまで予防であり
雑草防除と併用する必要がある
▶︎効果を感じにくい

畑や水田、耕作する土地に向いている

場合によって適用

⑥生物的防除

天敵生物を利用することで雑草を抑える方法

雑草の天敵や、草食性の家畜微生物製剤を用いる対策です。

コストが少ない
人の手をかけなくても良い
▶︎より自然な管理

近隣の環境も配慮が必要
家畜を飼う広い土地が必要
▶︎簡単に利用できない

家畜・植物に対し、深い知識を持つ人に向いている

雑草対策まとめ

まとめ

さて、雑草対策まとめ、いかがでしたか?

どの雑草対策が「良い」「悪い」ではなく、 どんな方法があるのかに焦点を当てて、ご紹介しました。

雑草も千差万別、そして雑草対策も千差万別です。正解はありません。
敷地の広さや、庭か農地かゴルフ場か、様々な条件に合う万能な除草はありません。

ご自身の判断で、どういった除草をするか考えるきっかけになれば嬉しいです。

雑草対策の記事

雑草の生き方に関する参考図書の紹介

コメント

タイトルとURLをコピーしました